2020.12.01更新

 今年も残り1か月となりました!そろそろ年末年始の準備を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。例年ですと「忘年会が多くて大変」なんて方も今年は外食を控え、ご自宅で過ごす時間が多くなると思います。そこで今日は食生活の観点から、年末年始に気を付けていただきたいことを綴ってみました。

家族や親戚が集まるからと、いつも以上にお料理をたくさん用意してお迎えする。頂く方も「せっかく作っていただいたから」といつも以上に食べてしまいます。食べ過ぎないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?まず、自分のお皿に盛り付けたら、ゆっくり味わいましょう。ポイントはお皿にお料理を残して、目で楽しむこと。お皿にお料理が残っていれば、「もっとどうぞ」とお替りを勧められることも少なくなるでしょうし、ゆっくり味わうことで血糖値の急激な上昇も抑えられます。お皿に残したお料理も頂いて、腹七分目で食後のお茶時間を迎えたら大成功。胃もたれ無縁のさわやかな新年になりますよ♪osechi 2
年越しそばは昼から派ですか?それとも除夜の鐘を聞きながら派ですか?できれば夜遅くのお食事は避けたいところ。「縁起物」として楽しむ程度にしましょう。また、そばだけを頂くよりは、山菜そば、きのこそば、大根おろしや、ワカメ、とろろ昆布、のりをトッピングするなど、野菜や海藻も一緒に摂れるといいですね♪osechi 1
おせち料理、豪華ですよね。昔は主婦が正月三が日に台所に立たなくていいようにと、保存性を高めるために塩と砂糖がたっぷり使われたそうです。しかしながら冷蔵庫が普及した現在でもしっかりとしたお味。お酒もごはんもすすみそうですが、ご家庭で作る方は砂糖と醤油は控えめで調理しましょう。量も控えめにして、作りすぎないことも大事ですね。おせちの定番、栗きんとんと黒豆は特に糖質量が多いので気をつけましょう。塩漬けの数の子やかまぼこなど練り製品は、塩分がとても多いので気をつけましょう。
最後にお餅です。お餅はごはんと同じです。お餅を食べたらごはんは食べません。一食の目安は市販のお餅で二個程度、日ごろごはん量を100gにしている方は、他のお料理からの糖質摂取が多くなることを考えて、1個に留めておいたほうがいいかもしれません。お餅もお蕎麦と同様に、雑煮や磯辺巻きなど、野菜や海藻と一緒に摂れる食べ方を意識してみてください。
それでは何かと忙しい年末、お体にお気をつけてお過ごしください。

投稿者: 大船睡眠・糖尿病内科

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