2020.06.22更新

八百屋さんの前を通りかかると、赤、黄、緑、紫など色鮮やかな夏野菜が沢山見られるようになりましたね。今日はそんな夏野菜の効用、食べると良いことが沢山ありますよ、というお話です。夏野菜は種類も効能も沢山ありますが、その中からほんの一部をご紹介します。
トマトは夏野菜の代表選手です。「リコピン」が豊富で抗酸化作用、動脈硬化予防が期待できます。
とうもろこしは糖質量も多いので、「食べる時はご飯の量をいつもより減らしましょう」とご案内していますが、食物繊維も豊富です。「ルテイン」がたくさん含まれており、抗酸化作用が期待できます。
オクラのネバネバ成分は「ペクチン」という食物繊維です。胃の粘膜保護の働きをするため夏バテ予防にもってこいです。タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)の吸収を良くしてくれるので、タンパク質と一緒に食べるのがお勧めです。納豆オクラは理にかなった食べ方ですね。
きゅうりは、実に96%が水分なので栄養なんか無いでしょ、と言われてしまいがちですが、独特の香りはキュウリアルコールによるもの。みずみずしさやあっさりした味わいのもとになっています。「カリウム」が多く、利尿作用があるので夏のむくみ解消に役立ちます。
なすの鮮やかな紫色は「アントシアニン」によるものです。抗酸化作用、加齢による視力低下が期待できます。
夏野菜はいずれも水分が多く、汗で失われた水分補給になります。生で食べられるものも多く、熱に弱いビタミンや酵素が失われないだけでなく、暑い日に火を使わずに頂けるのも嬉しいですね。旬の物は栄養価が高く、お安いのも嬉しいところです。沢山手に入った時には、マリネにするなど酢を利用した調理がお勧めです。食欲がない時でもさっぱりと食べられますし、酢の殺菌作用は梅雨から夏にかけて食中毒予防にも効果があります。夏野菜の効用を上手く利用して、これからの暑い毎日を元気に乗り切れると良いですね。夏野菜

投稿者: 大船睡眠・糖尿病内科

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