2020.11.08更新

 暦の上ではまだ秋ですが、ハロウィンが終わると冬支度が本格化しますね。衣服や寝具をあたたかい物に変えたり、年末年始の過ごし方を考えたり、いろいろな備えをされていることと思います。今日はそんな季節の備えを、果物の観点から考えてみたいと思います。
 糖尿病の数値は「冬に悪化」することをご存じですか?HbA1c、血圧、LDLコレステロールといった糖尿病の治療目標の達成率は、夏にピークを迎え、秋から冬にかけて悪化し、春に再び好転する傾向があることが研究により報告されています。お薬の量を、季節により増やしたり減らしたりする経験をされた方もいらっしゃると思います。
kotatsu mikan
 検査値が悪化する原因は、食べ物だけではないと考えられています。寒くて運動量が減る、冬眠に備えて省エネモードになる、血管が収縮するなど様々なことが言われています。一方で、「こたつにミカン」、「クリスマスケーキにイチゴ」、「庭の柿が豊作」等、何かと果物の出番が多いことも否めません。以前、当ブログでも書きましたように、果物は食物繊維が多く、ビタミン・ミネラルも豊富で体にいいこともたくさんあります。しかし、食べ過ぎは良くありません。そして、食べるタイミングは「朝がおすすめ」、「15時まで」でしたね。写真は一日の果物の摂取目安量です。
fruit 2

「冬は血糖値が高くなりやすい」と諦めず、備えあれば患いなし、今から備えてナイス♪コントロールを目指しましょう♪

 

次回は冬支度~おせちとおもち編です。お体お大事にお過ごしください。

投稿者: 大船睡眠・糖尿病内科

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