糖尿病

こんなお悩みありませんか?

  • のどが渇く
  • 尿の回数が多い
  • 体がだるい
  • 急にやせてきた

糖尿病とは?

糖尿病は、血液中のインスリン作用不足による糖の代謝異常で、血液中のブドウ糖が多くなり、慢性的な高血糖を引き起こす病気です。合併症により視力を失ったり足の切断を余儀なくされたりする方が、今もたくさんいらっしゃいます。糖尿病治療の最大の目的はこの合併症予防です。早期発見・早期治療に努めましょう。

 

また、一度糖尿病になると完治することはない病気ですから、お一人お一人患者さまに合った無理のない治療法を選び、病気とうまく付き合っていくことが大切です。

糖尿病の種類

インスリン依存型(Ⅰ型)糖尿病

ウイルス感染や自己免疫によりインスリンを作る膵臓の細胞が破壊されることが原因です。小児期や思春期に多く発症します。

 

インスリン非依存型(Ⅱ型)糖尿病

遺伝要因に加えて、食べ過ぎ・運動不足・ストレスが加わって発症します。糖尿病全体の約95%を占め、日本人の糖尿病に最も多いタイプです。

 

妊娠糖尿病

妊娠中に初めて発見された、あるいは発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常のことです。母体や胎児に様々な影響を及ぼすほか、出産後も糖尿病になるリスクが高まります。妊娠糖尿病は2015年に診断基準が改訂されたため、これを境に妊娠糖尿病の頻度は急増しました。しかし、この多くは75gOGTT1点のみの異常で、産科と合わせてきちんとした食事、栄養指導で対処できるのです。体調日管理を気にする方や他にお子様がいる方は、待ち時間の少ない当院で妊娠中の糖管理をされてはいかがでしょうか。

 

その他の原因になる糖尿病

膵臓や肝臓、ホルモンなどが原因とされています。

 

糖尿病のリスク

深刻な合併症

糖尿病を放っておくと、全身に深刻な合併症を引き起こす恐れがあり、これが原因で最悪の場合は死に至ります。合併症の例は以下の通りです。

  • 神経障害
  • 網膜症
  • 腎症
  • 動脈硬化症
  • 脳卒中(脳種寒や脳出血など)
  • 虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)
  • 心筋梗塞
  • 歯周病
  • 手の病変
  • 足の病変
  • 骨の病変
  • 認知症
  • がん

当院の糖尿病治療について

治療の流れ

1.問診(原因の特定)

食生活、運動習慣、睡眠など普段の生活のことや、服用中のお薬、治療に対するモチベーション等についてお話を伺い、糖尿病の原因を調べます。

 

2.検査

糖尿病の症状や重症度を判定するため、当日採血、採尿及び神経障害の評価などを行います。特に血糖値、HBA,C及び尿検査は5分程度で終わりますので、受診当日に結果を知ることができます。

 

3.合併症の評価

合併症が進行している場合、糖尿病の治療を急激に行うと合併症を悪化させることもあります。合併症を評価することで、最適な治療のペースを検討します。各種検査や他診療科の受診について相談いたします。

 

4.治療方針の決定

主な治療方法は(1)食事療法と運動療法のみ、(2)経口薬による治療、(3)インスリン導入やGLP-1製剤の導入です。しかし、年齢や環境・生活習慣や治療に対する取り組み方はお一人お一人違います。時間をつけてくだされば治療方針を決めさせていただきます。なお、治療開始後は月1回を目安にご来院下さい。

治療後のフォロー

インスリン導入のサポート

治療でインスリンあるいはGLP-1アナログ製剤など注射の導入を行う方には、適切な導入や血糖測定が実施できているかを確認致します。また、インスリンといっても1日1回だったり、1日4〜5回だったりと注射の頻度はさまざまです。注射製剤の導入はストレスを伴う場合もあるため、糖尿病療養指導士がじっくりお話を伺い、解決策や気分転換をサポート致します。

フットケア

糖尿病になると足病変に気付きにくくなり、最悪の場合は足の切断を余儀なくされることもあります。当院では、足の異常にいち早く対処するため、フットケア指導士による月1回のフットケアをおすすめしております。

交流イベント「糖尿病カフェ」(カンバセーションマップ)

糖尿病と診断された方には、それぞれ自分なりの病気との付き合い方があります。皆様、悩んだり喜んだりあるいは楽しみながら、いろいろ工夫して、糖尿病と向き合う生活を送っていらっしゃいます。

 

糖尿病カフェとは、糖尿病の方が集まり、糖尿病栄養指導士を中心にすごろくのようなマップ(糖尿病カンバセーション・マップ)を使って、糖尿病について語りながら学び合うイベントです。病気をよく知り、前向きな日常生活を送れるように目標を立ててもらったりします。また、少人数で楽しく交流できるので、療養生活の息抜きの場としてもぴったりです。

 

当院では月1回第1土曜日に糖尿病カフェを開催しておりますので、ぜひ気軽にご参加下さい。次回日程やご予約についてはホームページで随時ご案内致します。

院長からのアドバイス

糖尿病治療は長い道のりです。時には食べ過ぎてしまったり、予定通り服薬できなかったり、検査結果が思わしくないこともあるでしょう。

 

そんな時も私たちは変わらず患者さまを応援し続けます。「旅行に行って美味しいものをたらふく食べちゃいました」とおっしゃる患者さまには「いいじゃないですか、時々気分転換しながらやっていきましょう」と励まして、その日からまた治療を頑張れるようにサポートしております。

 

また、糖尿病は受診のペースを落とすと症状が悪化しますから、「治療がうまくいかないな」と思うときも、現在のご自身の状態を正しく把握するために、定期的な通院を心がけて下さい。

ご相談はお気軽に

どんな小さな相談も受け付けておりますので、遠慮なくご相談下さい。

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