2021.05.01更新

 さば缶ブームと言われて久しいですが、その人気から色々な味や産地の商品が誕生しています。定番の味噌味、醤油味に加えて、カレー味、トマト煮、レモンバジルなど、どれを選んでいいか迷ってしまうほどです。しかし、ダイエットを目的とした場合は「水煮」、さらに塩分が気になる方は「食塩不使用」を選んでいただきたいと思います。

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=さば缶、食べてやせる理由=

☆DHA、EPAが豊富☆ 青魚に含まれる脂肪成分DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は血管をやわらかく保ち、動脈硬化や心臓病のリスクを軽減してくれます。特にEPAは「やせホルモン」と言われる「GLP-1」をたくさん分泌させ、やせやすい体を作ります。

☆食欲のコントロールをしてくれる☆ さばに代表される青魚には、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種、ヒスチジンという成分が多く含まれています。ヒスチジンは体内でヒスタミンに変わり、脳内で食欲をコントロールするという研究があります。

 

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 さばを食べるメリットはダイエットだけではありません。“ビタミンDで新型コロナウィルス対策”のブログでもご紹介しましたが、ビタミンDの供給源でもあり、和食、洋食、どちらにも合います。そんな汎用性が高いさばですが、お刺身や塩焼きではなく、あえて缶詰で頂くメリットがあります。

=さば缶、缶詰のメリット=

☆DHA、EPAは水や油に溶けやすいため、網焼きやしゃぶしゃぶなど、脂を落とすような調理では成分が失われてしまいます。さばの缶詰は、生のまま詰めて、空気を抜いて加熱して調理するので、DHA、EPAが壊れずに缶詰に残り、これらをしっかりと摂ることができます。汁ごと頂くのがポイントになりますので、是非「水煮」「食塩不使用」をご利用下さい。

☆備蓄におすすめ☆ 缶詰は長期保存ができるため、備蓄におすすめです。漁獲量の影響を受けにくいので、価格が安定しているのも嬉しいですね。

☆時短におすすめ☆ 缶詰は開けたらそのまま食べられます。お皿にあけて薬味を添えればあっという間に一品完成。サラダや和え物にも良いですね。カレーやみそ汁も煮込む時間が不要です。スープジャーにさば缶を半分と「味噌と薬味」、もしくは「梅干しと顆粒だし」、あるいは「温野菜とコンソメ」などを一緒に入れてランチに持参すれば、お湯を注ぐだけで具沢山のスープが出先でも頂けます。自分好みの味にアレンジできるのも、「水煮」「食塩不使用」の利点です。お弁当派の方はぜひ試してみて下さい。

=どれくらい食べればいいかしら?=

 さば缶ダイエットは、さばの水煮缶を食べることで「やせホルモン」と言われる「GLP-1」をたくさん分泌させ、やせやすい体を作ることが目的です。今の食事に追加して頂くのではなく、ふだん食べている肉類をさばの水煮缶に置き換えることがポイントです。そのため毎日食べる必要はなく、1日おきに1缶で十分と言われています。また、同様にGLP-1の分泌を促進させる食物繊維をたくさん摂ることも大切です。「さばの水煮缶+食物繊維」で、無理なくやせる体をめざしましょう。

投稿者: 大船睡眠・糖尿病内科

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