院長ブログ

2021.03.12更新

 2月17日から医療従事者への新型コロナウィルスのワクチン接種が始まりました。今後、高齢者、持病のある方へと接種が進む予定ですが、持病には慢性の呼吸器や心臓の病気、高血圧や糖尿病、あるいは睡眠時無呼吸症候群や肥満などが含まれます。当院には心臓病や高血圧、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群の方が多く来院していますが、ワクチンの副反応が怖くてためらっている方もいらっしゃいます。確かに日本は欧米に比べてアナフィラキシーの頻度が多いようですが、副反応の多くは腕の腫れや痛み、頭痛やだるさなどで、1-2日間で改善しているようです。むしろ、新型コロナウィルスにかかって重症化したり、長いこと副作用に悩まされることを考えると、ワクチンを打った方が無難ではないでしょうか。

 さて、小生は昨年の6月から湘南鎌倉総合病院の発熱外来の診療に携わっていますが、先日、新型コロナウィルスのワクチン接種を済ませました。インフルエンザワクチンの時と同じく、翌日にワクチンを打った腕が多少重くなりましたが、頭痛やだるさもなく、元気にいつもの外来診療を行っています。3週間後に2回目の接種をしますが、今後は市民の皆様へのワクチン接種のお手伝いに参加する予定です。

 いずれ将来、年1回のインフルエンザとコロナウィルスのワクチンを定期接種する時代がくるでしょう。それまでに国内で開発されたワクチンも認可・製造されるでしょうし、そうなると大好きな仲間や家族と会ったり、いつものお店で飲食ができる日が再びやって来ると思います。今はまだまだマスクと手洗い、3密を避けた生活が続きますが、いつの日か新型コロナウィルスが終息する日を心から願っています。そのためにも、皆様も新型コロナウィルスのワクチン接種を積極的にお考えになって下さい(当日のファイザー社製 新型コロナワクチン COMIRNATYのアンプルと、配布されたパンフレットです)。

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投稿者: 大船 睡眠・糖尿病内科

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