「世界糖尿病デー IN 大船」開催について

 糖尿病は世界中で約4億人、世界人口の約9%が抱える病気で、2040年には約6億人に達すると予想されています。中でも日本を含むアジア周辺の患者数は増加しており、約1/3の患者がこの地域に集まっています。我が国でも糖尿病患者と予備軍の合計は約2000万人、日本の総人口の15%を超えると推定されています。一般に糖尿病は痛くもかゆくもない病気と考えられていますが、進行すると脳卒中や心筋梗塞、あるいは足の切断などの合併症から死に至り、年間約500万人以上が死亡しています。実に世界のどこかで、6秒に1人が死亡している計算となります。これら以外にも、合併症として神経障害や網膜症、あるいは腎症が有名ですが、最近では手や骨の病変、歯周病や認知症、あるいは癌など多岐にわたることが知られるようになりました。こうした糖尿病の脅威に対抗するため、国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機能(WHO)は11月14日を「世界糖尿病デー」に制定し、世界各地で糖尿病の予防や治療などの啓発運動を行うよう呼びかけてきました。「世界糖尿病デー」には国連や世界の国々で様々なイベントが開催されますが、我が国でも各地で建造物をブルーにライトアップしたり、啓蒙活動の一環として糖尿病の講演会などが開催されています。ここ大船でも、今年で第5回目となる「世界糖尿病デー IN 大船」を11月10日(土)に大船観音寺の境内で開催いたします。この機会に是非皆様にお越しいただき、糖尿病についてのご理解をなお一層深めていただければ幸いです。

世界糖尿病デーIN大船

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